当店について
窯が変わるとこれほど違うのかと、本当に驚きました。

清水 誠がこのベーカリーを始めたのは2005年の秋のことです。当時は広島市内の別の場所で、週に一度だけ焼いて知人に配るところから始まりました。最初の数ヶ月は生地がうまく膨らまず、スターターの管理に何度も失敗しました。冬の寒さで発酵が止まり、焼き上がりが煉瓦のように固くなった日のことは今でも覚えています。

転機は2008年の春でした。広島市西区の現在の場所に移り、石窯を設置したことで焼き上がりが大きく変わりました。それまでコンベクションオーブンで焼いていたパンとは、クラストの厚さも内側のきめも別物でした。同じ生地でも、窯が変わるとこれほど違うのかと驚いたのを覚えています。この窯は今も現役で、毎回の焼成前に2時間かけて温めています。